ニキビにとって便秘がよくないもう一つの理由は、便秘によって有害な物質が体内に溜まってしまうことです。
体内に有害な物質が増えれば、それが皮脂腺からも分泌されていくことになるのです。
人間の消化器官は、一本の長い管になっています。
食べた物は、この管の中を消化吸収されながら流れていき、この過程で必要なものは吸収され、不要なものは排泄されます。
しかし便秘になって長い時間腸の中に老廃物や刺激物が留まっていると、腐敗や酸化が起こります。
そして、本来出ていくべき有毒刺激物質が腸の中に溜まり、濃度が高くなると、再びこれを取り込んでしまいます。
こうして、有毒刺激物質は体内を巡り、皮脂腺からも分泌され、ニキビなど皮膚のトラブルの原因になってしまうのです。